ページ

2013年7月27日土曜日

更生(洗い) 桐タンス 後編

 こんにちは。

祇園祭の鉾巡行も終り、初夏が終わり寂しい気がします。
私事ですが、先日下鴨神社の御手洗祭りに涼みに行きました。
沢山の人出で大変にぎやかでした。

さて、遅くなりましたが先日アップしました桐タンスの更生(洗い)の
前編の続きになります。

天板と柱、台のチーク部分の塗装からです。



このように丁寧に養生いたします。桐部分は砥の粉仕上げですので塗料が付かないようにします。



古い塗膜を剥離剤で落していきます。






下塗りをしています。

  
ペーパー(紙やすり)をあてて木地を綺麗にします。



 また、塗装をします。こういった作業を繰り返すことにより、綺麗な塗装面に仕上がります。


      
          塗装修繕前



        塗装修繕後
     こんなに綺麗になります。         


次は桐部分の塗装です。



前回、お湯とタワシを使って綺麗になった抽斗部分です。


砥ノ粉(トノコ)とヤシャ液を混ぜたものを刷毛で均一になるよう塗っていきます。
素早く、丁寧に塗らないとムラになったり仕上がりが悪くなるので、大変神経を使います。



乾かしてからもう一度仕上げに塗ります。


乾いたら浮造り(うづくり)をあてます。
この作業で木目を浮かび上がらせ綺麗にします。



その後カルナバ蝋をすりこみます。



蝋で仕上げることにより、汚れを防ぐのと、光沢が出て仕上がりがよくなります。



古い金具を磨き、イブシメッキ仕上げにしました。



丁寧に取り付けていきます。



仕上がりました!
これからが私の仕事です。



全体のチェックをしながら引出しの内外部をふきあげて、ほこり等を取っていきます。



引出しの底板部分、箪笥の内部にイボタ蝋をすり込みます。
蝋成分が引出しの滑りを良くします。
終わりましたら次は梱包です。



キズ防止の為柔らかいネル木地に包みます。
ビニールの梱包材と違い湿気がこもらないので桐タンスにむいています。
繰り返し使えますのでエコロジカルです。



 最後に宮崎の包装紙で包み完了です!



無事お客様宅に設置できました。お預かり前(右写真)と比べると大変綺麗になりました。
お客様にも大変喜んでいただけ、私も職人も大満足でした。


今回の桐タンスの更生(洗い)の代金は
天板、柱部などの洗い、塗装→¥31,500
桐部の洗い、更生→¥84,000
上記価格は、あくまで参考価格になります。
家具のサイズ、状態により異なります。
お引取り、ご配送料金はご相談下さいませ。

お見積もりは無料ですので
お気軽にご相談下さいませ。


お問い合わせ先
株式会社 宮 崎
担当 有瀬(アルセ)  
TEL:075-231-6337
FAX:075-231-1230 
E-mail:
kyouto-ebisugawa@miyazakikagu.com
ホームページ:http://www.miyazakikagu.com
桐タンス洗い 桐タンス更生 桐タンス修理 家具修理 京都